吸血鬼に甘い鎖を
「でも、まぁ今の【契約者】は
サキなわけだし。
アイツがなんて言ってたって
影響はないと思うけどな」
「…そうかな」
私の言葉に驚くリヴィア君。
「女の人の強い思いって、
恋心って…
誰にも止められないと思う。
たとえ規則や絶対に無理っていう
状況があっても…。
愛する人と一緒にいたいって
思いが強かったら
絶対に叶ってしまうんじゃないかな」
「…サキは、それでいいのか?」
え?
リヴィア君が起き上がって
紅い瞳でまっすぐ私を見つめる。
「ティナに…クロトを
とられてもいいのか?」
「…それは…」
黙ってしまった私を、
リヴィア君がそっと抱きしめる。
優しくて、
まるで大切なものを
包むみたいに抱きしめた。
「…えっ…リヴィア、君?」
「…俺にしとけよ、サキ。
王子じゃないけど…
おまえを大事にできる
自信はあるぜ?」
…リヴィア君…。
サキなわけだし。
アイツがなんて言ってたって
影響はないと思うけどな」
「…そうかな」
私の言葉に驚くリヴィア君。
「女の人の強い思いって、
恋心って…
誰にも止められないと思う。
たとえ規則や絶対に無理っていう
状況があっても…。
愛する人と一緒にいたいって
思いが強かったら
絶対に叶ってしまうんじゃないかな」
「…サキは、それでいいのか?」
え?
リヴィア君が起き上がって
紅い瞳でまっすぐ私を見つめる。
「ティナに…クロトを
とられてもいいのか?」
「…それは…」
黙ってしまった私を、
リヴィア君がそっと抱きしめる。
優しくて、
まるで大切なものを
包むみたいに抱きしめた。
「…えっ…リヴィア、君?」
「…俺にしとけよ、サキ。
王子じゃないけど…
おまえを大事にできる
自信はあるぜ?」
…リヴィア君…。