吸血鬼に甘い鎖を
「え、ええっ!!!??







なんで私が花嫁なの!?」







その発言に飛び起きた私。







クロト君はわかりきってた
みたいな表情で
待て待てと、落ち着かせる。











『…おまえが嫌がるの、
無理ないんだろうけど…







その鍵が、そう決めたんだ』






クロト君が指さす先には
私の首にかけられた鍵。





















…鍵?






「ど、どういうこと?」











『…俺が決めるんでも、
おまえが決めたんでもない。









その鍵が、俺たちを
結びつけたってこと。







…その鍵は俺らが生まれるときに
同時に作られるものなんだ。






その鍵で
俺らの棺を開けられた奴が
花嫁になるっていうわけ』









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