吸血鬼に甘い鎖を
「そ、そんな…。
勝手に決められても、困るよ…」
私、吸血鬼の花嫁なんて…
しかもまだ、16だよ?
しかも人間じゃない…
『…さっきの契約は、
俺とおまえが正式に
婚約を交わしたってこと。
だからそのしるしが
ある限り、俺とおまえは
鎖でつながってる』
…そ、そんなぁ…。
「…私、なりたくないよ。
そんな…」
でもその先は言いたくなかった。
言ったら、
クロト君まで否定するような
気がして…
って十分否定してるんだろうけど…
『…おまえが嫌なら
無しにしたっていい』
勝手に決められても、困るよ…」
私、吸血鬼の花嫁なんて…
しかもまだ、16だよ?
しかも人間じゃない…
『…さっきの契約は、
俺とおまえが正式に
婚約を交わしたってこと。
だからそのしるしが
ある限り、俺とおまえは
鎖でつながってる』
…そ、そんなぁ…。
「…私、なりたくないよ。
そんな…」
でもその先は言いたくなかった。
言ったら、
クロト君まで否定するような
気がして…
って十分否定してるんだろうけど…
『…おまえが嫌なら
無しにしたっていい』