吸血鬼に甘い鎖を
『大丈夫だろ。
とりあえず肉くっとけ、肉』





「ぅん…。肉…


食べる…食べるッ!!??」







今、何時ッ!!??









時計には7時40分。




私の目がおかしくなかったら、
絶対合ってる。








嫌ぁぁぁぁぁぁ――――!!!!!!








「ごめんっ、クロト君、


私学校行くから
おとなしくしててねッ、じゃッ!!」







弁当はあきらめてとりあえず
パンを抱えて
ドアに走る。






『はぁッ!?


なんだよ、それ。






俺おまえがいないと…』











バタンっ。










言い終わる間もなく、
学校に行ってしまった咲。











『…チッ。どーすっかな』





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