吸血鬼に甘い鎖を
「掃除しがいがあるじゃんっ」


最後にこんな汚い部屋掃除
したら、絶対スッキリするっ!






さあ掃除を始めようと
とりあえず荷物を出そうとしたとき。








カツンッ。






「痛ッ!!」





思わずその場にしゃがみこんで
しまった私のすぐそばに、



小さな金色の物があった。








「…鍵?」





やけに大きな鍵。

大きいだけあってちょっと重い。



金色で作られた鍵の取っ手に、
赤色の石が埋め込まれていた。







ゾクッ...







「…何、この石」




触った瞬間、
何かに見られたみたいな感じが
した…







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