吸血鬼に甘い鎖を
『そうじゃねぇっ!!
あいつがなんかしなくても
おまえがあいつと
いられることが嫌なんだよッ!!』
ビクッ。
…クロト君…。
思わず体がぶるっと震えて
クロト君がその様子に
悲しい表情をした。
『…悪ぃ…。
俺…』
温かい腕に包まれて
私はそっとその手を握った。
「…大丈夫。
クロト君は不安なんだよね。
…私を大切にしてくれてるんだよね」
『…あいつがやるくらいなら、
俺が王子やってやったのに』
チッと舌打ち。
私はその様子にクスッと
笑いつつ、
「クロト君の王子も
カッコイイと思うよ」
クロト君の顔が固まる。
…、しまった。
『…それは、
好きな奴に対しての
言葉としてとっていいのか…?』
えぇー…!?
…。
「…ぅ、ん。
まぁ一応」
『よっしゃあぁあああぁ!!!!』
ぐっとガッツポーズをして
私を抱えあげた。
「喜びすぎだって」
『いーだろ。嬉しいんだから』
あいつがなんかしなくても
おまえがあいつと
いられることが嫌なんだよッ!!』
ビクッ。
…クロト君…。
思わず体がぶるっと震えて
クロト君がその様子に
悲しい表情をした。
『…悪ぃ…。
俺…』
温かい腕に包まれて
私はそっとその手を握った。
「…大丈夫。
クロト君は不安なんだよね。
…私を大切にしてくれてるんだよね」
『…あいつがやるくらいなら、
俺が王子やってやったのに』
チッと舌打ち。
私はその様子にクスッと
笑いつつ、
「クロト君の王子も
カッコイイと思うよ」
クロト君の顔が固まる。
…、しまった。
『…それは、
好きな奴に対しての
言葉としてとっていいのか…?』
えぇー…!?
…。
「…ぅ、ん。
まぁ一応」
『よっしゃあぁあああぁ!!!!』
ぐっとガッツポーズをして
私を抱えあげた。
「喜びすぎだって」
『いーだろ。嬉しいんだから』