吸血鬼に甘い鎖を
「…黒斗くんの気持ちは、
すごく嬉しいんだよ?
大切にしたいって思うし、
受け止めたいって気持ちもある。
だけど…」
それが『好き』って気持ちなのか
どうかは、わからなくて…。
「…そうなんだ」
柚王くんがぼそっと言った。
「あ、ハハ!
なんかごめんね?変な空気になっちゃって」
「ううん、そんなことない。
ただ、七海さんも七海さんなりに
悩んでるんだなぁって思っただけ」
私なりに…。
「わからないっていうなら、
まず相手のことを知ってみたらどう?
神崎くんはきっと、七海さんのこと
知りすぎてるんだよ」
…ハハ。
まだ会って半年経ってないんだけどね…
「そ、そうだよね。
うん、わかった!
アドバイスありがとう、柚王くん!」
「どういたしまして。
恋の相談なら乗ってあげるよ」
「うん!ありがとう。
…でも、意外だね」
「何が?」
「…だって柚王くんって、
恋愛経験とか…」
すごく嬉しいんだよ?
大切にしたいって思うし、
受け止めたいって気持ちもある。
だけど…」
それが『好き』って気持ちなのか
どうかは、わからなくて…。
「…そうなんだ」
柚王くんがぼそっと言った。
「あ、ハハ!
なんかごめんね?変な空気になっちゃって」
「ううん、そんなことない。
ただ、七海さんも七海さんなりに
悩んでるんだなぁって思っただけ」
私なりに…。
「わからないっていうなら、
まず相手のことを知ってみたらどう?
神崎くんはきっと、七海さんのこと
知りすぎてるんだよ」
…ハハ。
まだ会って半年経ってないんだけどね…
「そ、そうだよね。
うん、わかった!
アドバイスありがとう、柚王くん!」
「どういたしまして。
恋の相談なら乗ってあげるよ」
「うん!ありがとう。
…でも、意外だね」
「何が?」
「…だって柚王くんって、
恋愛経験とか…」