吸血鬼に甘い鎖を
見ると、ポケットから
はみだした鍵が、
異常な熱を持っていた。






光ってるのか、
すごく熱い。







「熱ッ…!!

何、コレ!?」





持ってられないほど、
熱いよッ!






しばらくすると、
赤色の石が、
一筋の光を作って
ドアの向こう側を指した。








「…そっちに、何かあるの?」






怖いけど、行ってみたい。








この家には、
なにかあるんだと思う。






私は鍵をタオルで包んで、
ドアを開けた。
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