恋に目覚めたシンデレラ

嫉妬

この家で過ごすようになってから半月が過ぎた。
毎晩お風呂から出て洗濯が終わるのをリビングで待つ私を晃さんは毎晩監視？のため同じような時間にリビングに来てホットミルクを入れてくれてさらに、うたた寝しないように話しに付き合ってくれる。


やっばり毎夜、付き合って貰うのは悪いと何回か断ったけど
私をほっといたら朝まで寝そうだと部屋には戻ってはくれなくて結局洗濯が終わるまで一緒にいて話しをしながら過ごした。

たまには葵が飲み物を用意しようとキッチンに行こうとすると何故か止められいつも晃に用意して貰うことになってしまう。


未だ友達の関係のままを続けて来たこの半月の間に葵の気持ちは少しずつ変わってきていた。
滉と過ごす時間と日々は穏やかな温もりに包まれているような守られているような安心していられた。

最初から３ヶ月経ったらここから出ていくと決めていた。
でも今は迷いがある。

晃はいつものようにホットミルクを作ってきてくれた。