ライラック
『これのどこが良いのか。』
「何か言ったか歌恋。」

地獄耳ですね。

「桐と歌恋ちゃん?突っ立ってないで早く来ようか?」

『ねぇー魅月・・・』
「怒ってるな。」

あっちに行くのはイヤだな・・・。
でも行かないとヤバそう。

『すみま・・・ゴメン遅れて。』

「うん。これからはもう少し早く来てね?」

顔は笑ってるのに目は怒ってる。

「おい、魅月早くしろよ。」

桐が言っちゃう?それ。

「黙ろうか?桐。
じゃ、洸と拓磨司会お願いね。
拓夢は、静かにしててよ。
桐は、会長からの言葉あるから。
歌恋ちゃんは、自己紹介あるからクラスと名前あとは、生徒会の庶務のことも言ってね。」

庶務って、言わないで雑用係でーすって言いたい。

「これから集会をやる、桐。」

えっ、司会なのにそんなんで良いの?

「「「「キャー」」」」


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