ライラック
急に大声を出して立つ洸にびっくりした。

『や、あの生徒会にはちょっと・・・』

「生徒会長として言っている。」

『それでも、嫌です。』

嫌だ、生徒会なんて。

「そうだ!こんな女なんかいらねぇーよ。」

「洸ちゃん。その言い方はしちゃダメよー。」

いらないことなんかずっと前から知っている。

「お前は、何を抱えてるんだ?
何がそんなに怖い。」

『わ、私は、何にも・・・。』

「だったら生徒会に入れ。」

『でも、』

「でも、じゃない。
魅月、紙。」

はい、はい。と言って魅月が立って私に紙を渡してきた。

「そこに、名前とか書け。」

クラス、名前、誕生日、出身校、住所、電話番号。

『結局、情報を記入するんですね。』
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