ライラック
まぁーこのくらいだったら。

『はい、どうぞ。』

「2-A、林田歌恋、4月4日生まれ・・・ウソだろ?」

「どーしたの?きっちゃん。」

「hope school出身って。」

hope schoolは、外国にある世界№1の学校だ。

「どこまで行った?クラスは?」

『university four-SS(大学、4-SS)』

「何でここにいんだよ。」

『なんとなく、日本に帰りたかったからです。』

もったいないかもしれないけどそうするしかなかった。

「住所は、金月の白岡マンションだってー。きっちゃんと同じだねー。
れんちゃん、何階か書いてないよ?」

『540です。』

「最上階・・・」

急に喋った拓磨。

『あの、もういいですか?
授業始まってますよね。』

ここに来てからもう6回目のチャイムがなった。



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