藍色の瞳
数分前に返ってきたチャラ男からの返事
もちろん俺も会いたいとかいう内容だった
断られることはないと確信していた私はもう既に家を出て待ち合わせ場所へと向かっている
「おらぁぁぁぁぁぁぁ!!」
!?
大きな怒声が響いたと思ったら
バキ
ドカッ
ガンッ
それに続いて耳を塞ぎたくなるような不快音
どうやらどこかの暴走族かストリートギャングが暴れているらしい
通行人は足早にその場所を通り過ぎ、他の不良達は面白いことが始まったぜと言うようにニヤニヤ笑って眺めている
……目をつけられるのはまずい
危険を感じた私は歩くスピードを早め、何も見なかったかのように通り過ぎた