藍色の瞳





「い…いや、その

とにかく、ここは柊雅さんの家なんですから私だけベッドで寝るなんて出来ません‼︎」






そんな図々しい性格してないと思う……多分






「……」






少しだけ驚いたような表情をした柊雅さん






でもすぐに冷たい無表情に戻って






「気にすんな」






それだけ言うと、後ろ手で寝室の扉を閉めてしまった






一人取り残された私






広いベッドは落ち着かなくて、隅の方で丸くなる






横になって落ち着くと、今日の出来事が次々と思い出された






「……なんで私こんなとこにいるんだろ…」






本当なら今頃、狭い部屋の小さいソファーで寝ているはずなのに…






あ…そういえばあの仁とかいう男と他の集団はどうなったんだろう






それに、車の中にいた茶髪の人は?






……色々気になることが多すぎて眠れない






壁にかかったシンプルな時計は午前2時を示していて、さすがに明日起きられないと思った私は寝ることに専念した








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