藍色の瞳
「柊雅がそう言うなら」
………??
さっきまで“若”と呼んでいた理玖さんは急に柊雅さんを呼び捨てにする
「俺は今仕事中のつもりなんだけどな」
「…別に構わない」
それに一人称が“僕”から“俺”に……
見るからに年下の私には敬語じゃなかったけど、柊雅さんは偉い人なんじゃ…
色々びっくりしたけど、私は2人の会話を窓の外を見ながら聞いているだけ
運転している理玖さんに説明してもらうのも悪い気がしたから、結局何も言わなかった