私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)

「ただいま~!」

「おう、おかえり秋奈」

 ニカッと笑顔を浮かべる45歳のおじさん!この人が私のお父さん!

 私の家はこの商店街で八百屋をしてるんだ。

「あら、秋奈ちゃん来たわね~」

「おばちゃんちょっと待ってて!」

「はいはい」

 お客さんのおばちゃんが悪い笑顔を浮かべたから同じ顔をして、一旦店の奥に向かう。

 店の奥には一間の畳敷きのところがあって、さらに奥に急階段がある。

「夏樹、瞬桜、おかえり」

「ただいまっす!」

「こんちわ」

 夏樹と瞬桜も遅れて登場。

「うわ!秋奈まだ着替えんじゃねぇ!!」

「アホ!」

 夏樹と瞬桜が何か言ったけど無視してやる!
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