私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)
翌日、教室に入ったらもう席に座ってた六花に後ろから飛びつく。
「六花!おはよう」
「…秋奈、おはよ」
あれ、携帯いじってる…。
でもあいさつは返してくれた。携帯いじってるけど。
六花の笑顔見たかったなぁ。残念。
「え、秋奈ちゃん、小森と友達なの…?」
「うん。昨日からお友達。ね?」
「ん」
「マジか!?」
クラスの男の子が心底びっくりした顔をして驚いた。
クラスの子もなんかこそこそ話してる。
うう…こういう話し方嫌いだなぁ…。
後から入って来た瞬に準備と言われて自分の席に行くと、なぜか入れ替わりのようにクラスのちょっと派手めな女の子たちが六花の周りに集まった。