私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)
「小森さん…今までごめん」
「…うん」
なんだろあの子たち。いきなり謝ってたけど…。
謝ったすぐに離れたからよく分からないけど、あの子たち六花に謝るようなことをしたんだ…。
でも、なんでいきなり謝ったんだろう?
よく分からないけど、謝ったってことはもうしないってことだよね。それはよかった。
先生がやって来ていつも通りの朝が始まる。
でも、今日からもいろんなことに六花も一緒。
理紗と六花はあんまり打ち解けないけど、話せる子が増えるってなんかいいよね。
帰り教室に残ってたら、六花も一緒に残ってくれて、いっぱい話せた。
そこに夏もやって来て、夏と六花もちょっとだけ仲良し?になってくれた。
瞬は何にも言わないけど、六花がいることを当たり前みたいにしてて、六花もそんな瞬に安心してるみたいだった。