私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)
突然怒鳴り声をあげて走って来たのは、ジーンズに真っ黒なジャージを羽織った金髪少年。
ガンを飛ばしあっていた少年たちは、砂ぼこりを上げる勢いで走って来た少年に思わず目の前の敵も忘れて呆然顔。
そんな呆然顔の少年Aに黒ジャージ金髪少年のドロップキックが無防備なお腹に直撃いたしました。
ドロップキック?なんだそりゃと思った方必見、検索しましょう。
ドロップキック、プロレスがどうのこうのって…違う違う。
彼がやったのはただの飛び蹴りです。ただし、全速力で走った勢い付きですね。
ドロップキックを食らった少年A。
もちろん1発K.O.です。商店街のど真ん中で伸びちゃいました。
後に残った少年B。呆然として鮮やかに決まったドロップキックを見ていましたが、ふと我に返った時にはもう遅い。
黒ジャージ金髪少年はすぐ目の前に。
少年B、顔面に黒ジャージ金髪少年の拳がめり込んで、ばったりと倒れてしまいました。
これまた商店街のど真ん中。