私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)

「いつまでいるんすか」

「夏休みいっぱいはいる。秋奈、志季にも取材かけるからな」

「分かった」

「…はぁ」

 瞬は何か諦めたようにため息をついて、私の腕を掴んだまま一旦八百屋に入って行く。

 瞬と夏と私と六花のジャージはここに置いてあるんだ。

 瞬がジャージを着て、また商店街に出る。

 俺もやるぞ~とか言ってきよにぃもなんか参加したけど、ジャージは瞬が着させなかったから、ミートさんの店の手伝いになってた。
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