私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)

「あきなっちとなら私いいかも…ってんぎゃ!?」

「沙緒、瞬桜に殺されるよ?」

「あ、そうだわ。やめとこ。あきなっち、冗談だからその防御態勢やめて~」

 おふざけはやめて、ちゃんと着替えた。

 でもさーちゃんやっぱり意地悪で、時々触られた…。

 でもまぁ、仕上がりは完ぺきで、髪の毛もアップにしてくれた。

「さーちゃんありがと」

「うん。あたしもごちそーさま」

「さーちゃん…」

「沙緒、あたしのもやってよ。あきなっち先行きなね」

「うん。ひまっちもありがと~」

 2人にお礼を言って下に行くと、瞬もついたところだったみたいで、浴衣着てた。

 やっぱりかっこいい…。

「秋?」

 あ、見とれてた。

 近くに行くと、手を差し出してくれたから繋いどいた。
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