私たち暴走族と名乗っていいですか?(上)

「秋奈、移動」

「うん。分かってるよ」

 携帯片手に教科書とかを持った六花が席の近くまでやってくる。

 朝から生物とか…先生の頭がキラキラしてるよ。

「理紗、移動しよ?」

「ん~」

 何とか立ち直ってくれた理紗と一緒に教室を出る。

 六花は後ろからついて来てるけど、ずっと携帯を見てるから話に加わろうともしなかった。

 そのまま移動して、頭がピカピカな先生の授業を受けた。
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