初恋シリーズ
目線を少し上げるとそっぽを向いて気まずそうに
苦笑いしている先輩がいた。
雪がちらつく外の空気を火薬臭い室内に取り入れてから
三年生送迎という名のお菓子パーティがスタートした。
三人の先輩たちが横に並び、それ以外は特に決まりなく座る。
遠慮がちに先輩の2つ横に座ろうとすると「ここは私がとったー!」と
副会長をしている友人に弾かれ必然的に先輩の隣に座ることとなった。
先輩が紙コップを私に突き出した。
「自分でつげるでしょ?」
憎まれ口を叩きながらも先輩の手から受け取り、
私のコップに注いでいたのと同じジュースを注いだ。
「だって俺先輩だし、卒業だし。こき使えるの最後だし。」
先輩は頬を膨らませながら口を尖らせている。
「理由になってませんよ。馬鹿なんですか?」
私は先輩を見て呆れを含みながら笑う。
苦笑いしている先輩がいた。
雪がちらつく外の空気を火薬臭い室内に取り入れてから
三年生送迎という名のお菓子パーティがスタートした。
三人の先輩たちが横に並び、それ以外は特に決まりなく座る。
遠慮がちに先輩の2つ横に座ろうとすると「ここは私がとったー!」と
副会長をしている友人に弾かれ必然的に先輩の隣に座ることとなった。
先輩が紙コップを私に突き出した。
「自分でつげるでしょ?」
憎まれ口を叩きながらも先輩の手から受け取り、
私のコップに注いでいたのと同じジュースを注いだ。
「だって俺先輩だし、卒業だし。こき使えるの最後だし。」
先輩は頬を膨らませながら口を尖らせている。
「理由になってませんよ。馬鹿なんですか?」
私は先輩を見て呆れを含みながら笑う。