初恋シリーズ
「同じ学年でイケメンって有名な2人じゃん。」


私はため息をついた。


彼の右肩を思いっきり突き飛ばした。


「今何時?」


彼が珍しく腕時計をしている。


「6時。」


ぶすっとした声のまま答えた。


「今日何時間授業だった?」


先生が生徒を叱る時こんな気持ちなのだろうか。


「7時間。」


徐々にしょんぼりした顔に変わった。


「わかった?」


彼が素直に頷いた。


「でも、でもなんでそんな格好...。」
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