未来に続く光


佑「陽の光よ....」


私は両手で印を組みそう呟いた。

すると私の手の中にたくさんの光の粒が集まってきた。



佑「我、汝を操るものなり....

我の願い、聞き届け... "結"!」



私が力強く唱えると、光の粒は森の方へ飛んでいき、少ししたら森の方から光のドームが見えた。


これも時親さんに教わったもの。

完成度は高い。



テミス「我名はアルテミス。

我に宿いし森の力よ、今こそ目覚めよ...」



テミスが一言一言噛み締めるように言った。


すると、またもや森の方から緑色の光が見えた。




テミス「よし、これで大丈夫だね。

佑紗の傷は治してあげられないけど...」




テミスはそう言うと私の額を一押しした。

その瞬間私の体に力が入らなくなりテミスにもたれかかった。

あ、テミスは森林の神だからリラックスさせる術もだせるんだっけな...。


< 35 / 106 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop