未来に続く光
佑「陽の光よ....」
私は両手で印を組みそう呟いた。
すると私の手の中にたくさんの光の粒が集まってきた。
佑「我、汝を操るものなり....
我の願い、聞き届け... "結"!」
私が力強く唱えると、光の粒は森の方へ飛んでいき、少ししたら森の方から光のドームが見えた。
これも時親さんに教わったもの。
完成度は高い。
テミス「我名はアルテミス。
我に宿いし森の力よ、今こそ目覚めよ...」
テミスが一言一言噛み締めるように言った。
すると、またもや森の方から緑色の光が見えた。
テミス「よし、これで大丈夫だね。
佑紗の傷は治してあげられないけど...」
テミスはそう言うと私の額を一押しした。
その瞬間私の体に力が入らなくなりテミスにもたれかかった。
あ、テミスは森林の神だからリラックスさせる術もだせるんだっけな...。