未来に続く光
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「ゆっくり休んでね。」
部屋の近くまで行くと、誰かの声がした。
角からチラッと声のした方を見てみると、佑紗が知らない男にもたれていた。
そして、男は佑紗のことを心配そうな...切ないような目で見ていて、佑紗の肩を抱えていた。
─ズキンッ
....佑紗が他の男に触られるのは....ヤダ。
僕はとっさに刀に手をかけ、男に話しかけた。
総「あなた、誰ですか?
佑紗に何かしたんですか?」
僕がニコニコして話しかけると男の人は顔を思いっきり歪ませて青白くした。
「ヒィッ!
そ、そんな!
僕は佑紗が疲れてるから休ませようと...!」
総「あなたは何者なんですか?」
「ぼ、僕は...」
テウス「あ!テミスいた!」
男の人が話そうとしたら、僕の後から走ってきたテウスが遮った。
…知り合い何でしょうか?
テウス「あれ?
そーじ怖い顔してる!」
テミス「………え?
テウス、この怖い人と知り合いな...ヒィッ!」
怖い人とは心外ですねぇ...。
怪しいから話しかけただけなのに...。