未来に続く光
佑「あぁ、テウス。
おはよう...。」
テウス「どうしたの?考え事?」
佑「ちょっとね....。
…テウス、この前キリとルキと戦ったでしょ?
やっぱり、私達にはまだ強さが足りてないのかな?」
落ち込んでいるわけじゃない。
ただ率直にそう思うのだ。
私達が時親さんのところで修行したのは無駄ではないと思う。
まだ式神も使ってないし、その分私達が強くなったことくらい分かる。
でも...キリとルキ以外にも強い悪魔がいる。
悪魔を全てを魔界へ返さないといけないならもっと強くならないといけない。
………ような気がするのだ。
テウス「…足りてるか足りてないかって言われると足りてない....のかもしれない。
でも足りてないのは力の強さだけじゃないと思う....。」
力以外の強さ....。
佑「心の...強さ?」
テウス「そうだね。
心の強さでも最も大事なのが....想いの強さ。
誰かを護りたい。
絶対に傷つけさせない。
そういう、想いが佑紗には足りてない...」