未来に続く光



迷いはない、と言ったとき光鬼斬は私と視線を絡ませた。

光鬼斬の悲しげな瞳に私がしっかりと映った。



「………主はどうしてそこまで真っ直ぐでいられるのですか?」



佑「………護りたいモノがあるから...かな。」



「護りたいモノ....?」



佑「そう。

大切な人、大切な人の笑顔、大切な人が好きだと言えるこの場所.....。


そして、大切な人の未来を護りたい...。」



「…護りたいモノをまもりながら、悪魔を助けることができるとお考えですか...?」



悲しげな顔から一変、今度は真剣な顔になった光鬼斬の気迫に少しゾッとした。


でも、怖気づいちゃいけない...。


逃げてばっかりじゃいけないんだ...。





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