未来に続く光
" 暗視夜月 (アンシヨツキ) "
この術をかけられた者は感情や生気を失い、術者の言いなりとなる....。
いわば、操り人形となってしまうのだ。
だが、この術は完全にかかるまで時間がかかり、完璧にかかってしまったら死ぬまで感情を取り戻すことはできない...。
キ「そんなっ....!
いやだ...いやだいやだいやだ!
ルキ!目を覚ましてよ!覚ませ!
いつも言ってたろ!?
何があっても自分は見失わないって!
あれは嘘なのかよ!
なぁ!なんとか言えよ...!
…っ、いって...くれょ...!」
キリはその場にしゃがみこんだ。
カ「…そんなことしても無駄だ。
術に完全にかかるまで話もしなければ動くこともしない。
…そんなところでしゃがんでる暇があるならさっさと...「うるさい!」」
キ「僕は...、俺はルキを助ける!
絶対に...もとにもどす!」
キリはそう言うとカイルたちがいる部屋から出ていった。
ミ「…カイル様、いいのですか?」
カ「…放っておけ。
あいつがいなくても支障はない。」