束縛彼女と束縛彼氏

拓都「瑠璃は、特技ある?」

瑠璃「一応はありますよ。」

そのとき瑠璃の無意識に悲しみと後悔が見えた

瑠璃「ピアノと歌です。

正直言ってあまり良い思い出はないんですけど

支えてくれたのもこの二つですから。

皆に言うと賞等貰ってるからすごいとか言われて

その点も勿論嬉しいんですけど

支えてくれたものを使ってもっと多くの人に気持ちを分かってほしいと思って。」

拓都「立ち入った質問してもいい?

何で良い思い出がないの?」

瑠璃「それは・・・、

まだ言えません。でも、いつか言いますから。」

拓都「僕も同じでバスケが特技だけど

あまり良い思い出がないんだ。支えてくれたのもバスケだから、

瑠璃が言うとき僕も言うね。」

瑠璃「はいっ」







< 12 / 14 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop