束縛彼女と束縛彼氏
今日はバスケコートで思いっきりバスケをした。
何故か今日は全力でしないといけないような気がしたんだ。
だからか、観客席の方からは女の人達のいつも以上の歓声が飛んできている。
でも、その中にひときわ目立つ女の人がいた。
目立つと言っても、メイクが派手とか、そんなんじゃなくて
もう、オーラが違うんだ。
きれいで真っ直ぐな長い黒髪
ぱっちりとした目に真が強そうな黒目、
でも、何かにおびえているように見える。
でも、何かにとりつかれているようにも見える。
でも、とりつかれている何かにおびえているように見えるんだ。
肌は色白く透き通り、
手足は真っ直ぐと細長い
他のメンバー達もその人に目を奪われているようだ。
皆も女の人に興味はないのに。
それ程彼女はとても魅力的だ。
こんな思いもうしないと思っていたのに
また思う日が来るなんて。
でももう思いを断つ事なんて出来ない。
彼女の目に映っているのが俺ならいいのに
彼女の瞳に映るのは僕だけでいい。