Love to you【完】
晴城君が岡本さんの事を好きなことに気づいたのはその後だった。
きっと告白する前に知っていたら、告白なんてしてない。
だってせっかくクラスが一緒になったのにこれからのお友達の関係を崩したくないと思った。
まあ結果的には崩しちゃうような事になったけど・・・・。
それを回避すべく私の口から言葉。
『そうだよね!こんないきなり告白されてもね!友達!そう!友達にはなってくれる?』
なんて勇気を振り絞ったんだろう。
それより自分の図々しさに呆れてた。
そんな風に落胆してたら晴城君は次はあの極上スマイルで言ってくれた。
『ありがとう、そうだね友達、よろしくね』