夢を見るボクら
「いい天気だなー」
突然後ろから声が聞こえたかと振り向けば、ドアに寄りかかる神矢の姿。
「神矢?」
「おー、元気にしてたか?」
こちらへ歩いてきて私の隣にドサッと腰を下ろす神矢。
え、ていうか一緒の学校だったの?
私の何か言いたげな表情を見て、
「1ー6」
と答えながらビニール袋からメロンパンを取り出す。
へえ、初めて知った。
それよりちょっと近い...。
肩がくっつきそうなくらい神矢との距離が近い。