夢を見るボクら


そこが一番温かいんだ...。

いいことを聞いてしまったかもしれないと、自然と頬が緩む。


トン

「っ!」


肩に違和感がしたと思えば賢と私の肩がくっついていた。



ドクドクドク__

(か、肩が...)


ドクドクドク___

心臓は収まることを知らない。


「どしたの?顔赤いよ?」

卵焼きをつまみながら顔を覗く紀乃。


「な、なんでもない...」

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