夢を見るボクら


賢たちのクラスは何になったんだろう...。


肘をつきながら外の景色を眺めていた。



「...ちゃん、朱鳥ちゃん!」

私を呼ぶ声にハッと気づいて前を向く。


「接客、してもらっても大丈夫?」

どうやら役割分担を決めていたようだ。


「いいよ」

正直嫌だったけど黒板を見たら接客の所に紀乃の名前もあった。

紀乃と一緒ならなんでもいいや。


(女子特有の考え方だな)



心の中でため息をついて紀乃の方を見ると驚いた顔でこちらを見ていた。

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