夢を見るボクら


「どうしたの?接客なんて」

机に手をついて目を大きく開けながら尋ねる


「紀乃と一緒だから」

当然のように一言伝えると、「へ?」と間抜けな顔


けど次の瞬間には、


「...うれしい」

私の好きな紀乃の笑顔と、



「でも、喋り苦手じゃないの?」



私にとって最大の問題である欠点を落としてきた。




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