夢を見るボクら






「何でとめた」

「無意識に体が動いたんだよ」

ヘラッと笑うその顔は全く反省していない。


「たまたま声が聞こえたと思ったら勝手に足が進んでたしな」

「...」


「まっ。」

身軽に机に座る。

「そんな簡単に言わせねえよ」


「その言葉、そっくりそのまま返してやるよ」

神矢は口角をあげて机から飛び降りる。

「上等」


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