夢を見るボクら



「あ、そうそう。」


そしてそのままドアへ進んでいき、手をかけたままこちらを振り向く。


「いつまでもそんな生温くやってて気づいてもらえるとか思ってるの?」


そう言い、妖艶に微笑み出ていった。



俺は自然と拳に力がはいり爪が食い込んでいた。




「受けてたってやるよ」



1人になった静かな教室で俺の声が響いた。




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