夢を見るボクら




もう、気持ちが抑えられない...。







賢のことが好きだっていう気持ちが。









冷めない頬を手で冷ましているのを誰かが切なそうな瞳で見ていたなんて気づかなかった。


きっとこれからも気づく事はないだろう。




夕方になれば人もまばらになり、気温も涼しくなる。


私は軽めに体を洗って一足先に防波堤のところで座っていた。


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