夢を見るボクら



「例えば、子供、下っ端。

そしてお前のような族に入っている女。」

つまり喧嘩が強くない人たちが族の弱みっていうことか...。


私は悔しくて下唇を噛む。


「そういう奴らをエサにしておびき出すのが1番手っ取り早いんだよ。」

「...。」



「ってことで」

「へ?...っきゃ!」


ガシャン


肩を押されて椅子ごとひっくり返ってしまう。

そのせいで制服のスカートは捲れ少しでも動いたら下着が見えそうだ。



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