夢を見るボクら


鼻が麻痺してきてキツくなってきた。


そんな中、店員さんとすれ違って私の鼻の中にすんなりと入ってきた香り


「あっ、あの...!」

引き止めて尋ねると店の奥からその商品を持ってきてくれる。


少し大きめの四角でブルーの至ってシンプルなデザイン


「これください!」

お会計をしてプレゼント包装までしてもらった。


「またのお越しをお待ちしております」

笑顔で言う店員さんに会釈をしてからカバンに詰めて、

ベンチで足と腕を組んで座っている賢のもとに小走りで向かう。



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