夢を見るボクら



暴走族としての一位。

それはどんなに過酷で危険なものなんだろうか。



喧嘩もできない私が皆に迷惑をかけるんじゃないのか。

きっとかける。


ううん、“かけない”なんてことはない。



私は一度決めたはずの決意が微かに揺らぐのを感じた。


ヘタレな自分。

曖昧な自分。

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