夢を見るボクら



暴走族は倉庫とかのイメージがあるけど、そんなもの持ってないし借りれない。

その反面、輝の家は一人暮らしだから親の目も気にせず気楽に集まれる。


輝には申し訳ないけど一番いい気がする。


「そうだね」

賢も同じことを考えていたようだ。


「朱鳥は?」

「輝がいいなら」

「別に俺はいいぞ」

一人で寂しかったしな、と付け加えて口角をあげる。


< 56 / 284 >

この作品をシェア

pagetop