夢を見るボクら



「あら、おはよう」


私に気づいたのか、一旦火を止めて朝ご飯を運んできてくれた。



今日はお母さん手作りのパン

お母さんが作る料理はどれもお店に並んでいてもおかしくないくらい、とても美味しい。



スープはもう少しだけ待ってね、と台所へ戻るお母さん。



「休み?」


「ううん、お昼からなの」


そうなんだ、と答えてパンをかじる。

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