Doll・Curse
(うわー、あれって絶対ヤバい奴だよ)
そのまま、4㎞くらい全力で走り振り返る。
人形は追いかけて来ていた。
「午前中からよく動くねぇ」
(うわ)
夏音は塀を登り屋根に飛び乗り住宅街を颯爽と駆け抜ける。

屋根から降りて周囲を確認すると人形はいなかった。

と思った次の瞬間上空から人形が降りてきた。
「ねぇ、逃げないでよ」
「ってか 何であれだけ走って跳んででほとんど息切れしてないの?」
夏音は答える
「ヒミツ」
夏音は再び逃走を続ける。

とある某廃ビル

「鬼ごっこは終わりかい?」
夏音は鉄パイプを構える。
「はっ」
人形へ攻撃を仕掛ける。

カァン、カン、カカン

鉄パイプとナイフの衝突音が廃ビルに響き渡る。





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