愛しすぎて。
NOだったら…
「NOだったらバイバイなんだよな…」
帰り道に一人で呟く。
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『あのさっ…』
『んっどした』
『ずっと好きだったんだ。俺と付き合って欲しい…。』
こうして俺たちは始まった。
あの時の亜由紗の顔は今でもしっかり覚えている。
余程予想外だったのか、本当にびっくりした顔で俺を見ていた。
俺をじっと見て、少し間を置いてから…
『うん。』
と一言言ったんだ。
それから付き合い始めた俺たちだけど、友達から特に変わりはなく。
登下校を一緒にしたり、たまに手を繋いだり。
それだけで。