愛しすぎて。
「何でッびっくりする事言うじゃん(笑)」
「あれは誰が見てもそう思うよ。練習の合間にちょこちょこ二人だけで会話してさ。
逆に何かない方が不思議だと思うけど。」
「…妬いてるの(笑)」
「ちっ違う…くない…。
だから私付き合ってって言われた時びっくりしたし、本当に私の事が好きなわけじゃないと思ってた…。」
言葉を出せば出すほど涙が溢れて…
尚輝はただだまって私の話を聞いていた。
「付き合ってく内にどんどん私は尚輝にはまっていくのに、尚輝の気持ちが見えなくて。
だから私の事を思ってくれている事を確認したくて色々ひどい事した…ごめんね
でも私が何をしても全然怒らないからどんどん不安になっていったの…。
そしたら――――
この間の朝いつものように部活を見てる時、いつもと違った真剣な顔で話してる尚輝と先輩を見てもうダメだと思った。
だから私もう必要じゃなくなったのかなって思って話をしようと思ったのに尚輝が…私の事避けるから……。」