愛しすぎて。
「涙止まった」
そういって私の体をくるりと回し、向かい合わせる。
「…うん。てかさっきと同じ状況だよね(笑)」
「泣き虫亜由紗~っ。」
「ひどっ!!」
にやにやしている尚輝にパンチをいれてやる。
もうっ本当に苦しかったんだから!
「…ねぇ。一個聞いていい」
「ん何」
「友達として喋ったりしてた時さ、束縛されんの嫌いとか彼氏より友達優先するって言ってたじゃんあれホントなんだよね」
「束縛はひどいのは嫌だけど…嫌いじゃないかな。
友達優先ってわけじゃないけど友達は大好きっ☆
だから約束とかも先に約束した方が優先だよ。」
「そうなのあれは嘘って事」
…わかってよバカ。。
「誰かさんの気をひきたかったからそう言ったんだけど」
「えっ俺」
尚輝の驚く顔が何かムカついて
「さぁね。」
なんて言ったけど…
「俺…たぶん妬くし、束縛してしまうから嫌だったら言えよ勝手に嫌いになるなよ」
しゅんとした顔で言うからドキッとさせられて…負けてしまった。