愛しすぎて。
距離
「おはよう☆」
いつもの待ち合わせ場所に行くともう尚輝がいた。
「あ、おはよう☆
てか尚輝昨日の事なんだけど…」
私が喋り終わらないうちに
「もう昨日の事は忘れて!なかった事にしようよ。
俺恥ずかしくて死んじゃうから(笑)」
せっかく決意したのにな。
でも尚輝がそういうんだったら…
「わかった。なかった事にしよ。」
「…うん。じゃあ学校行こうか。」
尚輝がゆっくりと先に歩き出した。
「ちょっと待ってよっ。」
今日は手を繋がないんだ。
寂しいな。
…思っても口には出せないけどね(涙)
ようやく隣に並び
「ねぇ、明後日の尚輝の誕生日どうしよっか」
「えっ祝ってくれるの超嬉しい☆
プランは亜由紗に任せるっ!
何か計画してよ。」
「えー私がどぉしよっかな…。じゃあ、明日までに考えてくるから明日詳しく決めようよ!」
「おっけ☆楽しみにしてる!」
どうしよっかなぁ…何がいいかな
定番だけど映画とかカラオケとか
んー迷っちゃうな…。
「ねぇ尚っ…」
アイデアをもらおうと隣を見ると険しい顔をしている尚輝がいた。
「尚輝っどうしたの」
「ん何がどうもしないけど」
「何か今すっごい顔してたよ」
「まじ何でだろうな(笑)」
…なんだろう。
すごく嫌な感じがする。