愛しすぎて。
「亜由っ!おはよう☆」
「あ、おはよう晃佑。」
「じゃあ俺部活行くね。」
「いってらっしゃい☆今日放課後教室で待ってるからね。」
「おう。」
放課後待ってるからって言葉があるだけで、親密さが濃くなったように感じる。
嬉しいな。
堪えきれず顔がにやける。
「何一人で笑ってんのキモいよ(笑)」
「別になんでもないしっ。てかキモいとか言うなよバァカ!!」
今日は尚輝の部活の姿を見ながら、尚輝の誕生日のプランを考えようっと。
あ、そうだ。
「ねぇねぇ!自分の誕生日の計画を、彼女に立ててもらえるんだったらどんなのがいい」
男友達に聞いたら尚輝が望むプランに少しでも近付ける気がする。
「亜由あいつに頼まれてんだすっごいわかりやすく聞いてくんねぇ(笑)」
「別にいいでしょッ!!
んでどうなの
どんなプランが嬉しい」
「俺だったら…私をプレゼントとか言ってもらいたいかな(笑)」
なんだそれ…
「もうっ!晃佑に聞いたのが間違いだったよ。もういいっ!!」
「ごめんごめん(笑)
でもリアルに男は望んでるぞ。好きな相手を自分のものにしたいって思うのは、普通じゃね」
バカな晃佑が真剣に話すから。
考えるのに時間がかかりそうです……。